和傘を選ぶときのポイント

和傘が欲しいけどどの傘が良いか悩んでいるとの質問をよく受けます。
ここでは、普段使う和傘を選ぶ時に、参考になりそうなポイントをいくつか紹介しましょう。

ポイント1


どのようなタイプの和傘が欲しいですか?

一口に和傘といっても種類がいくつかあります。
蛇の目傘や番傘、日傘のほか差し掛け傘や野点傘などがあります。
最近は街では和傘そのものを見ることも少なくなりましたので番傘と蛇の目傘の区別が判らず、
蛇の目傘や番傘を取り違えて呼ぶ方も多く見られます。
蛇の目傘は細身ですっきり 番傘は太くて力強存在感 そんな傘です。
詳しい種類については 種類と比較のページをご覧になっていただくとして、
それらの中からどの様な使い方をするかで選ぶと良いでしょう。

ポイント2

主役は傘では有りません

和傘を選ぶとき、まずその大きさや彩りから つい傘だけを見て考えがちですが、
和装に対して和傘はあくまでも脇役であると言うことを理解してください。
インテリアとして飾る場合等はそのシーンに合わせて色やデザインを選ぶ。
雨傘や舞踊等の演出として使用する場合にはその着物との組み合わせて選びましょう。
近年は傘の色数や種類が少なくなり選択肢は少し少なくなってしまいましたが比較出来る色見本が参考になるかと思います。
また、和装自体を着る機会が少なくなりましたが洋装での使用も粋な物です。
思い切って使ってみては如何でしょうか。
お着物とお客様が引き立つ傘を選べればなによりです。


ポイント3

どのような場所 シーンで使用しますか?

結婚式やパーティーなどに持っていく場合には、着物に合わせてお好みの色の傘を
選べば良いでしょう。
 着物の色と傘の組み合わせを比べることの出来るページを作ってみました。

  比較できるフォトアルバム
このアルバムの着物はすべて普段着ですが、色柄は4種類有ります。
 赤系 紺系 白系 紺と白の2色 の4種類の着物で、
それぞれの傘を持ち替えてみました。
   使い方 サムネイルをクリックすると拡大された写真が表示されます。
   拡大された写真の上でクリックすると別のウィンドウで大きな写真が表示されます。

お葬式等の法要の場合には無地の紫や紺色などの蛇の目傘を選べば無難です。
格式も高く見えますので恥ずかしくなく安心してご使用頂けます。   


ポイント4

色はいろいろ

蛇の目傘には色があります。
今有る色は 紺、紫、赤紫、紅、朱、草色等です。
細かい色目はロットによってその都度相違がありますのがご了承願います。
番傘の基本色は白ですが派生品として番蛇の目や番奴(生産中止品)等色つきの物も有ります。
色つきの番傘は別注ですが蛇の目傘用の紙とは厚みなどが違いますので作れない場合があります。
蛇の目の色の特徴は次の様になります。
お葬式やご法要などの場合には、紺や紫色といった黒っぽい濃い色が無難です。
また、どの場面でも使えるこの色は、比較的よく売れている色でもあります。
蛇の目傘といって思い浮かべられるイメージカラーは紫と赤が多いと思います。
紅は濃い結構しっかりした色ですが、使用するシーンによっては少し暗く感じる事があるかもしれません。
そんなときには 日本古来の色 朱色があります。
紅とは違う落ち着いた明るい色で結婚式のようなおめでたい場面にもお勧めです。

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